前回までは広島についてまとめてきました。広島への行き方、広島のおすすめの観光地、そして私が実際に広島へ行った時の体験談など、一人でも多くの読者に有益な情報を与えることができていたら幸いです。また機会があれば広島について書きたいと思っていますが、今回からは、鹿児島です。鹿児島は、最初の旅行に関するブログにも書いた通り、私が大学生になって最も旅行で訪れている都道府県になります。高校三年の春休みを含めると一年半で5回、鹿児島に行きました。ですので、皆様にお伝えできる情報量は広島の時よりも多いので、鹿児島についてはよりたくさんのブログを書いていきたいと思っています。今回はまず、広島の時と同様に、鹿児島への行き方についてまとめていきたいと思います。
東京から鹿児島への行き方
一番遠い?
皆さんご存知の通り、鹿児島県は本州ではなく九州に位置する都道府県で、その九州の中でも一番南の県です。
前回広島についてまとめた際に、広島は東京から新幹線で4時間弱かかるということをお伝えしましたが、東京からの場合、広島・山口が新幹線の需要が航空機に勝っている最西端になります。
福岡をはじめとする九州地方は、東京からの場合航空機が独占状態になっています。
というのも、福岡・佐賀・長崎・熊本・鹿児島には新幹線が通っているものの、博多以南は東京からの直行便がなく、さらに乗り換えなしで行ける博多ですら5時間近くかかるため、東京から博多以南に新幹線で移動するのは非常に稀です。
航空機が天候上の理由等で飛ばない場合を除き、この区間では航空機を利用するのが必死です。
ですので、東京・鹿児島間の移動については航空機のみ詳細をまとめます。
新幹線の場合は新大阪か博多での乗り換えが必要で、所要時間は6時間40分ほど、運賃は自由席で29,360円、指定席で32,280円、グリーン車で43,200円になっています。
運賃も安くて約3万円で6時間半以上かかるので、一切おすすめできません。
では、航空機について詳しく見ていきましょう。
航空機
航空機おすすめ度:
先ほど紹介した様に東京・鹿児島間の航空機は本数も非常に多く、羽田空港・成田空港の両方からの運行があります。
羽田空港
まず羽田空港からは、全日空が一日6往復、日本航空が一日8往復、ソラシドエアが一日4往復、スカイマークが一日4往復の計22往復が運行されています。
スカイマークとソラシドエアは格安航空(LCC)ではなく、ミドルコストキャリア(MCC)で、全日空・日本航空の大手航空会社に準ずるサービスを提供しています。
成田空港を使用するLCCとは異なり、羽田発着なのが強みで、また正直アメリカの大手航空会社(アメリカン航空)よりもサービスは断然良いと感じます。
全日空とソラシドエアはコードシェアをしているので、全日空のホームページでは全日空運行便とソラシドエア運行便(コードシェア)のいずれも購入することが可能です。
ソラシドエア運行便であっても、ANAのサイトから購入した場合はANAのマイルが貯まり、チェックインも通常と同様にANAのサイトで行う必要がありますが、使用機材がソラシドエア所有の黄緑色のものになったり、機内でのドリンクの種類が変わったり、機内でWiFiを利用することができないなど異なる点もあります。
ANAホームページ上で、ソラシドエアによって運行されるコードシェア便はSNAと書かれています。
また、ソラシドエアのホームページから購入する場合には、ANAのマイルは一切たまらないのでご注意ください。
運賃に関しても、通常ソラシドエアの方が若干安い傾向があるものの、セール等の影響でANAの方が安くなることもあります。
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セールの時期も全日空とソラシドエアは異なるのでご注意ください。
ちなみに鹿児島から羽田への朝一番の航空機はソラシドエア運行で、私はこれに2度乗車したことがあります。
これについては、また別の機会で触れたいと思っています。
羽田空港での発着ターミナルは、日本航空とスカイマークが第一ターミナル、全日空とソラシドエアが第二ターミナルなので、間違いがないようにお願いします。
所要時間は羽田発鹿児島行きの場合は2時間ほど、鹿児島発羽田行きの場合は1時間35分ほどになっています。
成田空港
次に成田空港発着の飛行機です。
成田空港はかつて国際線の運行がメインでしたが、現在は国内線のLCC運行も非常に多くなっています。
日本のLCCとして有名なのがPeachとJetStarで、このうち成田・鹿児島間ではJetStarが一日一往復運行されています。
時刻は成田7:20発、鹿児島9:35着と、鹿児島10:10発成田11:50着になっています。
Peachに関しては東京・鹿児島間での運行はありませんので、ご注意ください。
所要時間は成田発鹿児島行きが2時間15分で鹿児島発成田行きが1時間40分になっています。
LCCの強みはチケットが非常に安いということですが、東京の場合は羽田ではなく成田空港へ行かなくてはならない点、変更が一切できない点、手荷物の預けが有料な点など、長所ばかりではないということは頭に入れておく必要があります。
羽田の一日22往復に対し、成田は一日1往復のみなので、羽田空港発着便の利用が非常に多いと思いますが、とにかく安くいきたいという際には成田のJetStarもおすすめです。
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とはいえ、私はLCCを利用したことは一度もありません。なぜなら、セールを利用すれば全日空や日本航空運行便も安くチケットを買えるからです。
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↑右側の座席の場合、鹿児島空港離陸後に桜島と開聞岳を見ることができます。
リムジンバス
東京から広島へ行く際に、航空機の最大の短所は広島空港の立地の悪さでした。
広島の場合、広島空港の立地の悪さの影響で、飛行機ではなく新幹線を利用する客が多くなっています。
実は鹿児島も、広島と同様、鹿児島空港の立地が悪く、空港は鹿児島市ではなく霧島市に位置しています。
しかし、鹿児島の場合は東京から距離が非常に遠いため、航空機の他に手段がないため、空港から鹿児島市内までリムジンバスを利用せざるを得ません。
このリムジンバスは鹿児島空港と鹿児島市の中心駅の鹿児島中央駅、そして鹿児島市の繁華街である天文館を結んでおり、所要時間は40分ほどです。
運行会社は鹿児島交通と南国交通の二社で、南国交通運行の場合タッチ決済が可能ですが、鹿児島交通の場合は乗車前に券売機でチケットを購入する必要があります。
運賃は大人1,400円(子供700円)で、タッチ決済の場合は100円引きの1,300円になります。
本数は多いのですが、このバスは予約制ではないのでご注意ください。
鹿児島空港へ行く早朝の三便は、天文館に停車せず、鹿児島中央駅バス停からノンストップで鹿児島空港へ向かうので、早朝の便を使う場合はご注意ください。
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↑このようにラッピングされたバスも運行されています。
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東京へ帰る時、このリムジンバス乗り場へ行くと非常に寂しくなります。
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鹿児島中央駅のリムジンバスのバス停は、駅から3分ほど歩く必要があります。まず東口を出て、右側にあるエスカレーターに乗ると2階の連絡通路につながるので、そこを直進、建物に入ったら左折ししばらくするとまた連絡通路になります。最後は左側のエスカレーターを降りて目の前の信号を渡ると、ローソンが見えるので、そこがリムジンバスの東21バス乗り場になっています(上の地図の黄色線の通り)。
名古屋から鹿児島への行き方
次に名古屋から鹿児島への行き方についてまとめていきたいと思います。
新幹線は遅い?
名古屋についても、東京と同様に新幹線の場合新大阪か博多で乗り換えが必須になります。
所要時間はおよそ5時間、運賃は自由席で24,860円、指定席で27,670円、グリーン車で38,590円になっています。
所要時間自体は5時間なのですが、やはり乗り換えをしないといけないのがデメリットです。
ですので、この区間も東京と同様に緊急時や早朝の移動の場合を除いて航空機の利用が非常に便利になっています。
よって、名古屋からに関しても航空機についてのみまとめていきます。
航空機
飛行機おすすめ度:
名古屋・鹿児島間での航空機は、中部国際空港と鹿児島空港の間で運行されています。
県営名古屋空港からの運行はないのでご注意ください。
運行会社はANAが一日2便、ソラシドエアが一日2便、スカイマークが一日2便の計6往復になっています。
ですので、中部国際・鹿児島間でのJALによる運行はありません。
東京や大阪と比べると便の数が少なく、中部国際から鹿児島へ向かう便は朝と夜の運行のみで、昼の時間帯には運行がありません。
また鹿児島から中部国際の場合始発が10:05発なので、朝に鹿児島から名古屋へ向かうことはできません。
所要時間は中部国際発鹿児島行きの場合1時間30分ほど、鹿児島発中部国際行きの場合1時間15分ほどになっています。
先ほど早朝の鹿児島から名古屋の移動の場合は、飛行機よりも新幹線の方が例外的におすすめだとお伝えしたので、それについてまとめます。
鹿児島中央6:04発のさくら400号に乗り、博多でのぞみ116号に乗り換えると名古屋の到着時刻が11:04になります。
航空機の場合、ソラシドエア始発便の中部国際空港着が11:20なので、新幹線の方が早く名古屋に着くことができるということになるのです。
また、名古屋から鹿児島の場合は朝に3本飛行機が設定されているので、新幹線よりも早く鹿児島に到着することができます。
よって一部の場合を除きこの区間では飛行機を利用することを強くおすすめします。
リムジンバスに関しては、東京の場合と全く同じですので、上記「リムジンバス」をご確認ください。
まとめ
以上の通り、東京・鹿児島間、そして名古屋・鹿児島間では飛行機の利用がほぼ唯一の選択肢となっています。
東京の場合は非常に本数も多く、尚且つANA、JALをはじめとして五社がこの区間に就航しています。
名古屋の場合は東京と比べると本数が一気に減りますが、スカイマークとソラシドエアというミドルコストキャリアが就航しているので、セール外でもチケットを安く買うことができます。
また立地に関しては残念ながら悪く、市内まで40分ほどかかってしまいますが、バス車内は非常に快適で、またWIFIも完備されているので、ゆっくりと休むことができます。
道路事情によって所要時間は変わりますが、私はこの区間の高速道路で渋滞に巻き込まれたことはありません。
ですが、万が一のことも考えて、時間に余裕を持って空港に向かうことをお勧めします。
また、空港は鹿児島市の北東方面の霧島市に位置しているので、航空機を利用する日に薩摩半島や大隅半島といった県南部に行くことはやめた方がいいです。
これは、私が以前鹿児島旅行の最終日に指宿に行ったのですが、最終のリムジンバスに乗ることができず、予定の飛行機に乗車することができなかったからです。
この失敗談については、また別のブログでまとめたいと思います。
よって、最終日はできるだけ鹿児島市やその近くを観光するといいでしょう。
本日のブログはこれで以上になります。次回は大阪・福岡から鹿児島への行き方についてまとめていきたいと思います。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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