今回はアメリカで食べることができる日本食についてまとめていきたいと思います。日本食はアメリカでも非常に有名かつ人気ですが、オーナーが中国人だったり、日本で食べれるものとは少し味が異なることが多いです。ですが、ニューヨーク中心部には本物の日本食を食べることができる店もあるので、今回はそのうちの一つ、人気ラーメンチェーンの一蘭を紹介したいと思います。本日もよろしくお願いします。
一蘭と博多ラーメン
日本に住んでいる方なら一蘭というラーメン屋さんの名前を一度は聞いたことがあるでしょう。
一蘭は1960年に日本の福岡で営業を開始し、1993年までは一店舗のみの店でしたが、それ以降日本全国、そして海外にも進出している非常に有名なラーメン屋です。特徴は地元福岡・博多の名物であるとんこつラーメンのみを販売しているラーメン屋であり、一般的なラーメン屋と比べると値段は高いものの、清潔さと美味しさから日本人に限らず、外国人観光客からも大人気です。
高価なので頻繁ではありませんが、私も日本にいた際に一蘭は何度も食べたことがあり、おすすめのラーメン屋さんです。
ちなみに、福岡・博多には他にも美味しいラーメン屋さんがたくさんあります。
例えばラーメン海鳴、博多だるま、節ちゃんラーメン、海豚やなどが特に美味しいので、是非博多へ行った際には立ち寄ってみてください。
日本は全国たくさんのご当地ラーメンがありますが、その中でも博多ラーメンは全国区のラーメンですよね。
チェーンだと一蘭の他にも一風堂が博多ラーメンになります。
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ニューヨークの一蘭
ということで話が逸れてしまいましたが、ニューヨークの一蘭についてまとめていきたいと思います。
そもそも、今読んでくださっている方の多くは
「ニューヨークに一蘭なんてあるの?」
と疑問を抱いていると思います。
単刀直入に結論から言うと、4店舗もあります。
上で少し触れた通り、一蘭は日本だけでなく海外にも数店舗出店しています。
内訳は台湾に3店舗、香港に3店舗、そしてアメリカ・ニューヨークに4店舗です。
アメリカは東海岸より西海岸の方が日本に近く、特にロサンゼルスは日本人の人口が多いためリトル・トーキョーと呼ばれている地区があったりするのですが、一蘭はありがたいことにニューヨークに出店しています。
ニューヨークではマンハッタンに2店舗、そしてブルックリンに2店舗で、マンハッタンはタイムズスクエアとロックフェラー・センターの間に一つ、そしてニューヨークで最も大きい駅であるペン・ステーションの近くにもう一つあります。
どちらもニューヨーク・マンハッタンの中心部にあり、アクセスはとてもしやすいです。
ブルックリンはやや中心部から離れたところに一つあり、もう一つはアトランティック・ターミナルというブルックリンの中心駅の近くに新しくオープンしました。
この新店舗は、日本の一蘭のサイトには載っていないので、詳細はアメリカの一蘭のホームページ(こちら)を確認してください。
アメリカではラーメンは寿司と並んで非常に人気な日本食で、私が現在暮らしているロングアイランド・ストーニーブルックにもラーメン屋さんがいくつかあり、これらも十分美味しいです。
ですがやはり日本でお馴染みのチェーンには一度は行ってみたかったので、アメリカ人の友人と一緒にペンステーションの近くにある一蘭ミッドタウン店に行ってきました。
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注文方法や値段、店内の様子など、できるだけ多くの情報を次のチャプターでお伝えします。
ニューヨークの一蘭の詳細
ここからは実際に私が一蘭に行った際の情報をまとめていきたいと思います。
またこれは2025年1月現在の情報なので、特に値段などは今後変動する可能性があります。
あらかじめご了承ください。
入り口
まずみなさんが気になるのはニューヨークの一蘭の外観・入り口だと思います。
これに関しては、日本の一蘭とほぼ変わらず、正直感動しました。
というのも、ニューヨークはアメリカの都市なので、日常生活で日本語を見る機会があまりないのですが、一蘭の入り口は日本と同様に日本語で書かれており(英語もありますが、日本語メインです)、まるで日本に帰国したかのような気持ちになりました。
そのくらい日本の一蘭と同じです。
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注文・値段
みなさんが次に気になるのは、注文方法と値段だと思います。
まずは注文方法ですが、日本とは若干異なります。
ニューヨークの一蘭では、日本のと同様券売機で注文をするのですが、一蘭特有のお好みの選択(カスタマイズ)も券売機で行います。
日本では座席に案内された後に紙にペンで記入をしてスタッフに渡すので、これが違いだと思います。
しかし、カスタマイズの種類自体は日本と同様(7種類ありました)で、お好みの麺の硬さや脂、秘伝のたれの量などをそれぞれ選択することができました。
アメリカではマクドナルドもこのようにカスタマイズをすることができるので、アメリカ人の友人も困らず注文できていました。
そして、注目の値段ですが、一つ言っておきます、驚かないでください。
とんこつラーメン一杯が22ドル、税金を含めて合計は23.95ドルでした。
替え玉は券売機ではなく、席から注文したのですが、1/2サイズが3ドル、通常サイズが4ドルで、他には白米が4ドル、焼豚が11.50ドルです。
日本でも一蘭は高いですが、アメリカでは天然とんこつラーメンと替え玉で28ドルほど、現在のレートでは4400円ほどになっています。
日本の約三倍といったところでしょうか。
ちなみに友人はチャーシューやのり、卵などがついたトッピングセットとカルピス(アメリカではカルピコと言います)を注文していたので、40ドル近かったと思います。
そして、一蘭は日本のチェーンということもあり、チップを払う必要はありません。
この金額はもちろん高いのですが、アメリカは現在インフレの影響で物価高が進んでおり、食事は安くても15ドルほどかかってしまいます。
さらに通常アメリカではこれとは別途チップを20%ほど払う必要があるので、会計が20ドル近くなることが多く、それを考慮すると多少高い程度なのかなと思います。
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店内
日本の一蘭の特徴は、座席が一つずつ壁で仕切られており、ブースのようになっていることだと思います。
ですので、商品を注文した後、店員が日本と同様空いている席をモニターで探し、私たちは31・32番に案内されました。
そして、なんと驚くことに、ニューヨークの一蘭も全く同じで、替え玉プレートのボタンまで設置されていました。
正直、アメリカに来て一番感動したかもしれません。
例えばマクドナルドはアメリカ発祥のファストフードで、日本をはじめ世界中で人気ですが、各国提供されるメニューや店内の様子が異なっていますよね。
ですが一蘭の場合は、世界中に拡大していないというのもあるのでしょうが、日本の店の再現度が本当に高いです(というか英語の表記が多いこととカスタマイズが紙ではなく券売機なこと以外同じかもしれません)。
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商品
最後に実際に運ばれてきたラーメンについて軽くまとめて、感想に移りたいと思います。
他の方のニューヨーク・一蘭レポートもいくつかみたのですが、容器が日本のとは全く異なると紹介している方がおられました。
しかし、私がミッドタウン店に行き食べた際には、日本と同じラーメンどんぶりにあの天然とんこつラーメンが盛られて運ばれてきました。
容器に関しては、たまたまどんぶりだったのか、またニューヨークでも店によって異なるのかはわからないので、ご了承ください。
またアメリカ人は箸を使う習慣があまりありませんが、日本のラーメンチェーンなので割り箸とレンゲを使って食べる形でした。
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ニューヨークの一蘭の感想
以上が主にニューヨークの一蘭のネットにはあまり載っていない情報でした。
特に値段に関しては、メニューの紹介のみでホームページに載っていないので、もし行かれる際はこのブログで確認していただけると幸いです。
そして、この一蘭の味ですが、日本のものと全く同じでした。
日本でも一蘭は美味しいことで有名ですが、やはりちょっと学生には高いため、2024年は行った記憶がありませんでした。
ですので食べたのは1年以上ぶりだと思うのですが、日本の本物のラーメンの味を思い出すことができる最高の品だと思います。
もちろんおすすめなのですが、日本からの観光客ならば、わざわざ行く必要はないかもしれません。
というのも、日本の三倍ほど値段がするため、短期の滞在なら日本食がそこまで恋しくならないと思うからです。
もちろん、興味がある場合はアクセスもしやすいので、おすすめです。
ですが私のようにアメリカに半年以上滞在する方(留学や仕事等)は少なくても一度、行ってみることを強くお勧めします。
また、この独特な味とスタイルから、一蘭はニューヨーカーからも大人気で、時間帯によっては外で待つ必要があるとのことです。
私は冬休み中の水曜日の午後3時に行ったので、待つ必要はなかったのですが、それでも40席以上ある席のうち半分以上は埋まっていたように感じます。
昼食・夕食の時間帯や土日祝日は特に混雑が予想されるので、時間に余裕を持っていかれることをお勧めします。
ちなみにロングアイランドではラーメンはチップを除いて20ドル弱で食べることができるので、一蘭はそれよりも値段は高いですが、より日本を感じることができます。
ですが、寿司と比べると、アメリカのラーメンは安く、量が多く、美味しいです。
寿司は当たり外れが激しく、ある程度高いところでも日本の回転寿司には劣っているのが現実です。
本日は、アメリカ・ニューヨークにある日本のとんこつラーメンチェーン・一蘭の紹介でした。ニューヨークに長期でいられる方は是非足を運んでみてください。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
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