11/15(金)にマサチューセッツ州ボストンで行われたボストンキャリアフォーラムに参加したあと、私は旅行のためマイアミに向かいました。 アメリカ国内で飛行機に乗るのは初めてなので、飛行機事情についてまとめて行きたいと思います。
アメリカにおける飛行機の役割
日本でももちろん移動の際に飛行機を使うことが多いですが、アメリカは国土が日本よりもずっと大きいため、国内においても飛行機移動が主流です。
また日本の新幹線のような高速鉄道がない(Amtrakは日本で言う特急列車のようなもの)のでニューヨーク・ボストン間のような短距離ですら飛行機が飛んでいます。
ニューヨークからの場合、ボストン・フィラデルフィア・ボルチモア・ワシントンD.C.以外の都市への移動は飛行機が必須とも言えます。
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新幹線がないと移動手段は飛行機一択です。
ボストン
ホテル
ボストンキャリアフォーラムはボストン市内中心部のハインツコンベンションセンターで行われたのですが、私は翌日土曜日8:00のフライトだったので空港近くのヒルトンに宿泊しました。
ボストンの場合、空港に直結しているヒルトンがあるのですが、それではなく、ヒルトンガーデンイン ボストンローガン空港に宿泊しました。
シャトルバスが15分に一本出ており、空港にはわずか五分ほどで到着します。
市内中心部からアクセスする場合でも、ローガン空港は市街地から近く、地下鉄blue lineのAirport駅からバスで向かうことになります。
ローガン空港はターミナルがABCEと4つもある大きな空港なので、乗った際に航空会社を伝えることで各ターミナルの目の前でおろしてもらい、非常に便利でした。
私は今回アメリカン航空を利用したのですが、ローガン空港ではアメリカン航空はターミナルB を使用しています。
アメリカで国内線に乗るのは初めてだったので、余裕を持って6:30のホテル発バスに乗り、6:35過ぎに空港に到着しました。
ここからは、空港での流れについて書いていきたいと思います。
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↑宿泊したヒルトンガーデンイン。空港へはシャトルが出ているのでアクセス抜群ですが、最寄りのOrient Heights駅からは10分ほど歩く必要がありました。
ローガン空港
とは言ったものの、流れは日本の国内線とだいたい同じです。
事前に航空券を購入し、1日前からチェックインができるので、それをスマホで行いiphoneの場合はwalletに追加するだけです。
空港に到着したら保安検査を通過して搭乗口まで向かえば良いのですが、保安検査が日本と比べて厳しいです。
特に靴を脱ぐことが義務付けられていたり、保安検査の機械も大きく、両手をバンザイする形で確認されます。
また電子機器を持っている場合、リュックやスーツケースなどから出して個別に検査する必要があり、若干手間がかかります。
また水などの液体は100ミリリットルを超えての持ち込みが出来ないので、空港の中の冷水機で補充するか売店で購入する必要があります。
よって保安検査は日本よりも時間がかかるので、国内線の場合でも出発の2時間前に空港に到着することが推奨されています。
しかし上で述べた通り私は8:00の便で6:35に空港に到着しましたが、保安検査が空いていたので7:00前には搭乗口前に到着しました。
ですので混雑期には2時間ほど余裕を持っておくのがベストだと思います。
搭乗口前にはベンチが沢山あり、日本の空港に比べてコンセントが多いと感じました。
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↑搭乗口前のベンチにて。ローガン空港は机とコンセントが多くて非常に便利でした。
機内
8:00のフライトで、7:25に搭乗が始まりましたが、日本よりも厳格にグループ分けがされています。
今回私が乗った機材はB737で座席は200席弱だと思うのですが、グループは1-9まで分けられており、私は6でした。
また日本ではあまり考えられませんが、搭乗する列は非常に混雑しており、飛行機に搭乗するまで5分ほどかかったと記憶しています。
これは多くの乗客が上の棚に荷物を置くので通路が塞がり、それによって渋滞が発生するのが原因です。
33列あるうちの私は30列だったのですが、前の列が先に案内をされ、その後に後部座席の乗客が搭乗する形になっています。
各座席には充電用のUSBが付いており、非常に助かりました。
ボーイングは日本の航空機でも多くされているので、機内設備に違いはほぼないのですが、二点ほど日本の航空機と異なる点があります。
まずは1つ目、WIFIです。
全日空や日本航空の国内線の場合、機内のフリーWIFIはフライトの間無料でずっと利用することが出来ます。
しかしアメリカン航空の場合、WIFIは基本有料で1時間15ドル、フライト中ずっとで19ドルになっています。
他にも月契約や年契約もありますが、無料だと動画を見た後に20分しかWIFIを利用することが出来ません。
私は日本の航空会社に慣れているので、つい世知辛いと感じてしまいました。
2つ目はCAです。
日本ではCAは女性の方が勤められることが非常に多く、男性も最近は少しずつ増えて来てるとは言いますが、私はフライトで見たことがありません。
しかしアメリカン航空ではビジネスクラスには女性のCAもいたみたいですが、エコノミークラスはいずれも男性でした。
アメリカに来る際も全日空を使用していたので、全く初めての経験でしたが、優しく接していただき感謝でいっぱいです。
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↑日本同様、ドリンクサービスはありました。アメリカなので、Minute Maidのリンゴジュースを飲みました。ビスコも美味しかったです。
マイアミ
11:15分頃、予定より30分ほど早くマイアミ国際空港に到着しました。
マイアミ国際空港はアメリカ国内線だけでなく、ラテン諸国にも飛行機が飛んでいる大きな空港で、明らかにスペイン語を話している客が多かったです。
ボストンからの便は大半がアメリカ人でしたが、着くと多くのラテン系がおり、アメリカの南端マイアミに来たことを強く実感できました。
市内に行くためには、まずMIA moverという24時間無料運行の新交通システムに乗る必要があるのですが、まず入口が非常にわかりにくく、ボストン便の到着口からは15分も歩く必要があり、各ターミナルにバスが停車するローガン空港と比べ正直アクセスが良いとは言えませんでした。
本数は多く、乗っている時間は五分ほどで隣のCentral駅に到着するので、ここからメトロやバス、Uber、レンタカーなどに乗って市内に向かう形になります。
ニューヨークやボストンと比べると公共交通機関は発達していませんが、市内中心部まで鉄道でアクセスできるので、とりわけ不便というわけではありません。
しかし空港の南部へ行く鉄道は走っていないので注意が必要です。
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↑マイアミ国際空港から市内に公共交通機関で移動する際に必須なMIA moverですが、アメリカン航空からはかなり距離があり、入り口もわかりにくいです。
気をつける点
アメリカの航空会社で本当に気をつけなくてはいけない点は、預け入れ荷物は航空券代とは別途値段がかかるということです。
これは日本の航空会社とは全く異なります。
例えば日本でも、格安航空では追加料金がかかりますが、全日空や日本航空では2個まで無料となっています。
しかしアメリカの場合、格安航空はもちろん、大手のデルタ、アメリカン、ユナイテッド各社も追加料金が必要です。
ファーストクラス等特別料金を支払うと無料になりますが、ただでさえ航空券は安くないので、ほとんどの人がこの問題に直面します。
アメリカン航空の場合ですが、事前の支払いだと35ドル、当日だと40ドルとなかなかいいお値段がかかります。
正直初めは信じられず、日本と比較すると大手のサービスにの悪さに呆れてしまいました。
これは多くのアメリカ人もそう思っているのか、ほぼ全ての人が飛行機内上の収納棚に入る大きさのキャリーケースを持ち込んでいました。
ですので、上の話に繋がるのですが、搭乗時に皆がその荷物を収納するために時間がかかり、日本では経験したこともないような待ち時間が必要となるのです。
ここで感じたのは、ビジネスクラスに常に乗る富豪でもない限り、アメリカでは公共交通機関に関して我慢が強いられるということです。
しかし、ボストン・マイアミ間のような遠距離ですら4時間かからず結んでくれることに感謝しなければならないのかもしれません。
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日本の常識とは一部異なりますが、目を瞑るしかないですよね。
最後は少しマイナスな締め方になってしまいましたが、アメリカの航空機事情について説明できたかなと感じています。 本日も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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