前回の最初のブログで現在アメリカに留学していることを書いたので、今日はなぜ留学、そして英語に関心を持つようになったのかについて記したいと思います。
境遇 (小学校から高校)
小学校
まずは、自分の境遇について軽く紹介します。
出身・育ち共に東京で、小学校は地元の公立校に通っていたいました。
今日の日本の小学校の英語教育についてはあまり把握していませんが、私が小学生だった頃の英語の授業はあくまで特別活動として行われており、ECCジュニアにも1年間通っていましたが、小学校卒業時点の英語力はほぼ皆無でした。
よって英語を勉強し始めたのは中学一年生の時で、これは大多数の日本人と同じだと思います。
中学校 高校
私は中学受験をし、中高一貫校に通っていたのですが、中学生の頃は、New Treasureという教科書を使って文法を中心に勉強しており、いわゆる日本の悪い英語教育を体現していたと思います。
よって学校の勉強だけでは不十分だと感じ、中学生としては珍しいですが、公文式に通い、文法の復習と長文読解をしていました。
また、英語を話すことに関しては全く学校の授業で学ぶことが出来なかったので、DMM英会話というオンライン英会話を中学二年生から高校二年生の時まで約三年間ほぼ毎日やっていました。
DMM英会話に関しては、また後日詳しく紹介したいのですが、一日25分間、フィリピン人やセルビア人などの英語ネイティブでは無い先生方と、教材を使用して学習したり、フリートークをしていました。
中学生の頃は主に Speak Nowという教材を使って語彙や簡単な会話学習を、高校生の頃はDaily News という実際の世界中のニュースについて書かれた記事を使って音読と議論をしていました。
自分の中でもDMM英会話のおかげで英語を教科としてではなく、言語として捉えることで、英語学習にすすんで取り組めるようになり、英語を話す機会がほぼ全く無い日本にいながらも英会話力をあげることができたと思っています。
これらの努力のおかげで、多くの中高生が頭を悩ます英語の成績は常に安定して良く、一番の得意教科でした(逆に国語の成績は小学生から高校生までずっと悪かったです)。
短期留学
また中学三年生の夏休みに、2週間ほどニュージーランドに短期留学をしました。
英語を学び始めてから海外に行ったのはその時が初めてで、不安もすごく大きかったのですが、すごく良い経験になりました。
具体的には、オークランドのホテルでカードキーが反応せずエレベーターに乗れなかったことがあったのですが、当時の英語力でもその状況をフロントに伝え、理解してもらうことが出来、非常に嬉しかったのを覚えています。
しかし、同時に壁にも直面しました。
ニュージーランドの学校において、韓国人やインド人などアジアから来ている生徒とはコミュニケーションが取れたのですが、ニュージーランド人の英語はほぼ聞き取ることが出来ず、もっと英語を上達したいと強く思うようになりました。
進学
しかしその後、高校生の間はCOVID-19の影響で海外に行くことが叶わず、高校を卒業することになりました。
私の高校は早稲田大学の系属校だったので、推薦という形で早稲田大学に進学したのですが、その時に学部を選ぶ必要があります。
私は文系なので、政治経済学部や商学部、教育学部など様々な選択肢がある中で、英語で学びたい、そしてまた留学したいという思いが強かったので、国際教養学部を選びました。
大学生
前述の通り、私は昨年の春に早稲田大学国際教養学部に入学しましたが、この学部は他の早稲田大学の学部と比べても独特です。
まず学生の三割程が留学生で、残りの約七割の日本人も過去に海外の滞在歴や留学経験を持つ学生が多数を占めます。
また4年間のカリキュラムの中で、1年間(2セメスター)は海外の大学に留学することが必須で、私は現在まさにその留学中という訳です。
この留学が必須であるという点をどう捉えるかは人それぞれですが、自分にとってはすごく魅力的でした。
なぜなら、留学が強制でなければ、日本にいる快適さに甘えて留学しないかもしれないと考えたからです。
同時に、国際教養学部という留学生もいる環境に身を置いたことで、台湾出身の友人ができ、英語を使うことが日常になりました。
また同じ学部の日本人の友人は皆留学に行くので、情報交換が容易であり、抵抗感がないのも、国際教養学部の利点と言えます。
まとめると、中学生の頃にDMM英会話を初めて英語が上達することに喜びを感じ英語が好きになり、成績も良くある程度の自信もあったので、大学生で留学をしてみたい、そして英語で授業を受けたいと思い、留学が必須の早稲田大学国際教養学部に入学しました。
留学先
最後に、なぜ僕が今回ストーニーブルック大学に行くことになったのかについて書きたいと思います。
前述した通り、私は留学が義務付けられているので、特定の大学に留学することではなく、いずれかの大学に留学できること、に焦点を当てていました。
早稲田大学は留学に非常に積極的な大学で、世界中の数多くの大学と交換留学を設けています。
国際教養学部の多くの学生は、早稲田大学の交換留学プログラムリストにある大学の中から10校を選び、その中の1つに留学することになります。
なので、第一志望の大学に行くことは容易ではなく、私の場合は第一志望はワシントン大学シアトル校で、ストーニーブルック大学は第三希望でした。
また選んだ10校のうちアメリカは半分の5校で、その他はイギリス、ドイツ、スウェーデン、デンマークの大学を選んでいました。
ここでは、それぞれの国、そしてその大学を選んだ理由を書きたいと思います。
アメリカ
実際にアメリカにいま留学していますし、応募した時にも半分はアメリカの大学だったので、アメリカに行きたい気持ちは非常に強かったです。
まず一番の理由は、英語ネイティブの国だということです。
実は英語ネイティブの国はあまり多くなく、アメリカ、イギリス、カナダ、ニュージーランド、オーストラリアだけです。
その中でもアメリカは世界の中で最も影響力を持っている国で、さらに自分が野球好きなので休日にメジャーリーグを観戦できる点でも魅力的だと思い、選びました。
よってアメリカ留学を優先したので、IELTSではなくTOEFLを受験しました。
全ての大学をアメリカにしなかったのは、アメリカは銃が合法で安全面に不安を感じていたからです。
イギリス
イギリスも上記の通り英語ネイティブの国で、なおかつ英語発祥の地でもあるので、2つの大学に応募しました。
しかしイギリスの場合、文系学部のTOEFLの最低点がアメリカよりも高い大学が多く、なおかつプログラムの数がアメリカより少ないため二つになりました。
また、イギリスに留学したいと考えている場合は、一部の大学はIELTSのみを受け入れているので、注意が必要です。
ドイツ スウェーデン デンマーク
応募した当時は、留学先でたくさん旅行をしたいと考えていたので、これらの3つの国の大学にもそれぞれ1校ずつ応募しました。
ヨーロッパの中でもドイツ、スウェーデン、デンマークを選んだ理由は、いずれの国も国民の英語力が非常に高いからです。
さらに北欧のスウェーデン、デンマークに関しては、治安が非常に良く、幸福度も高いので魅力的に感じていました。
しかし、いずれの国も英語が母国語ではありません。
ですので、大学内では問題がなかったとしても、買い物などの日常生活で言語の壁に直面する可能性があります。
逆に現在留学中のアメリカでは、英語さえ話せればそのような問題はありません。
自分の中で、英語を上達させたいという思いが強かったので、結果的にアメリカ留学は最適解だったと感じています。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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