一月も半ばに差し掛かってきましたね。皆さんいかがお過ごしでしょうか。私は今アメリカで冬休み真っ最中なのですが(日本には帰っていません)、今回はアメリカの大学の冬休みと、その期間の過ごし方についてまとめていきたいと思っています。本日もどうぞよろしくお願いします。
冬休みの期間
私は現在、交換留学という形でニューヨーク州立大学ストーニーブルック校に留学をしています。
秋学期は8月末に始まり、10月の秋休みと11月の感謝祭休みの2回、短い休みがあり、12月に終わります。
ただし授業自体は11月の感謝祭前で終わり、12月はテストの準備とテストという形でした。
よって、オンラインのテストしかない場合などは、12月の上旬に大学を離れ、実家や国へ帰る人もいますが、正式には12月19日までが秋学期でした(私は12/16に終了しました)。
つまり、12/20から春学期開始の前日である1/26までの一ヶ月強が冬休みです。
大学によっては、感謝祭の後にテストがあり、二ヶ月近く冬休みがある場合もあるそうです。

日本の場合は、冬休みは2週間ほどなので、大きく異なりますね。
冬休み中の大学
最初に述べた通り、私はこの冬休み期間アメリカに残っているため、冬休み中の大学の状況がよくわかっています。
ですので今回は、冬休みのアメリカの大学の状況について、お伝えしたいと思います。
人が少ない
まずはなんといってもこれです。
ズバリ、冬休み中の大学にはほとんど人がいません。
これは正直、かなり寂しいです。
なぜほとんど人がいないのかというと、理由は簡単です。
まずは、ストーニーブルックは大学の街なので、大学以外は何もないからです。
ロングアイランドの東側、サフォーク群の場合、土地が多い一方で人口はそこまで多くないため、住宅が密集している地区もあまりありません。
また、ほとんどの学生が冬休みの間実家に帰るからです。
ストーニーブルック大学の場合、多くの学生はニューヨーク州の他の地区(ナッソー群やNYC等)に実家がある(州立大学のため、ニューヨーク州の住民は授業料が割引になる)ので、普段は大学の寮で暮らしているものの、休みになると実家に帰ります。
普段の土日でも彼らの多くは実家へ帰り家族と過ごすので、冬休みは当然大学にいません。
また、アメリカの大学には留学生も非常に多いです。
正規留学生(四年間)の場合、短期の休み(週末や感謝祭)では国に帰れないので、冬休みはその大多数が母国に帰り、家族や友人と過ごします。
私ももしアメリカの大学に四年間留学していたら、冬休みは絶対日本に帰ると思います。
ですので、冬休みに寮に残るのは、私のように2セメスターの交換留学をしている学生(それでも国に帰っている知人も数人います)と、母国へ帰らない一部の留学生、そしてほんのわずかのアメリカ人しかいません。
よって、大学の敷地は非常に広いのですが、歩いている学生が少なさすぎてまるで閉鎖された大学のようになっています。

↑冬休みの夜のキャンパス。授業期間の昼は大量の学生で溢れていますが、ご覧の通り誰もいません。
寮を占領
これは人が少ないおかげなのですが、冬休み期間中は寮のスイートを占領することができます。
私が現在暮らしている寮は大学の敷地内にあり、授業の行われるエリアまで歩いて10分強になっています。
ストーニーブルック大学の寮の中でもかなり評価が高い寮で、私の場合1つのスイートに5人の学生が住んでおり、1人1部屋ベッドと勉強机のある部屋があります。
そしてキッチンやソファ、冷蔵庫や大きな机などは5人でシェアスペースにあるのですが、冬休み中なので私以外の四人は現在寮にいません。
なので、一人でソファでくつろげたり、イヤホンを使わずに音楽を流したりすることができます。
普段から自分の部屋があり、全員が共用スペースを使うわけではないのですが、心理的により落ち着くことができ、とても良いです。
施設も多くがお休み
このように多くの学生が大学にいないため、大学内の施設も冬休み中はやっていなかったり、空いている時間が短かったりします。
例えば、図書館は授業期間中は夜まで空いており、24時間空いている日もあるくらいです。
しかし冬休み期間中は午後6-8時に閉まってしまいます。
他にも自習をできるスペースがあるStudent UnionやStudent Activity Centerも利用者が著しく少ないため、夜7時には閉まります。
また冬休み中には閉鎖されている建物も多いです。
よって、ニューヨーク市内等へ行かない限りは、夜は寮以外滞在できる場所がありません。

食堂は全て閉まっている
これはかなり影響が大きいことなのですが、授業期間中は多くの学生が利用する食堂やフードトラックですが、冬休み中は1店舗(軽食を販売するのみ)を除いて全て閉鎖しています。
ストーニーブルックの場合、一年生が暮らす寮にはキッチンがついていないため、彼らは冬休みに大学に残っても大学の外へ行かないと食事を取ることができません。
よって、一年生で冬休みに大学に滞在する人はほぼゼロです(ちなみに一年生は車を使うことすらできません)。
私の韓国人の友人はキッチンのついている寮に住んでいるのですが、料理を一切しないため、韓国に帰る前の数日間スーパーで買った惣菜やインスタント食品、または外食などをして過ごしていました。
ですがこれは健康にも良くないですし、さらにお金もすごくかかってしまうので、冬休み滞在する場合は自炊が必須になります。
アメリカに来るまで自炊経験のなかった私ですが、最近はようやく栄養のある食事を作れるようになってきました。
決して、料理は上手くなる必要はありません。
栄養バランスを考え、適切に調理をすることが大事なので、私のように自炊経験なしで留学を予定している方も大丈夫です。

アメリカの場合、外食が非常に高くチップもあるため、大学の学食が空いていないと自炊せざるを得ないです。冬休みの学食の営業の有無は事前に確認しておきましょう。

冬休みの過ごし方
次に私が冬休み中に毎日やっていることをまとめていきたいと思います。友人も母国やアメリカの他都市に帰ってしまったり、家族と旅行をしているので、大体ひとりぼっちで、シティに行かない限り毎日のスケジュールはほぼ同じです。何をするにしても高価な国なので、しょうがないですね。
たくさん寝る
正直、冬休みはこれに尽きます。
人間、幸せなことはいろいろありますが、目覚ましをかけずにたくさん寝るのが一番幸せだと思います。
ダラダラスマホを見ているくらいなら、正直寝た方が体に良いと思うので、最近は9時間くらい毎日寝ている気がします。
おかげで、体調を一切崩すことなく一ヶ月過ごせています。

よって最近は朝食と昼食を一緒に摂っている形です。
散歩
体を動かすことも大事です。
バイトはビザの関係上することができないので、引きこもりになろうと思えばなれてしまうのがアメリカの大学で過ごす冬休みです。
しかしそれは明らからに体に良くありませんよね。
適度な運動は毎日行う必要があります。
大学にはジムがいくつかあり、そのうちの一つが私の寮のすぐ近くにあるので、たまに行くのですが、日本でジムに通っていなかったこともあり、なかなか継続できません。
継続できるのは何かと考えた時に、毎日5km歩くという選択に辿り着きました。
5km歩くと歩数も10,000歩を超えますし、私はANA Pocketという移動でマイルを貯めるアプリの有料会員なので、それによってマイルも増えるので一石二鳥です。
大学を一周している道路があり、それがおよそ5kmなのでちょうど良いです。
またスーパーも歩いて1時間弱なので、冬休みには歩いて行ったこともあります。

ブログ
これは本当にやってて良かったと思います。
今まさに書いているブログですが、この冬休みにはかなりの量を書くことができました。
特に12月の後半、テストが終わってからはほぼ毎日ブログを書いたことで、だいぶ数を増やすことができました。
これくらい時間がある際には、勉強にしろ、作業にしろ、趣味にしろ、何かしらひとつ没頭できるものがあるとすごく良いと思います。
でないと、ただインスタやXやYouTubeを見て1日が終わるという勿体無い時間を過ごすことになってしまうからです。
冬休みが明けたらまた本数が少し減ってしまうかもしれないので、引き続き執筆を頑張りたいです。
英語のニュース
もう一つやっていることは、英語のニュースをYouTubeで見るということです。
これは冬休み中に英語に触れておきたいから継続しているもので、1日に40-60分ほど見ていることが多いです。
主に見るのはCNNニュースとABCニュースで、たまにNBCニュースを見ることもあります。
このうちABCニュースに関してはまた別の機会に詳しく触れたいのですが、ニュースは非常に良い勉強になります。
英語は世界の共通言語なので、マイナー言語の日本語と比べると情報の数も速度もずっと優れています。
ですので、英語のニュースを聞き取れると、アメリカや世界の時事に詳しくなることができます。
そして、上に挙げたニュースはいずれもアメリカのメディアですが、いずれもアメリカ人のネイティブスピーカー向けなので、リスニングは決して簡単ではありません。
ですが、諦めずにニュースを聞くことで、次第に内容が入ってくるようになるのです。
私は昨年の8月にアメリカに来てから少しずつ取り入れ、冬休みになってからはほぼ毎日ニュースを見ることで、だいぶリスニングの精度が上がったと思います。
以上が主に冬休みにやっていることです。
最後に、留学中の冬休みに帰国しないことの長所と短所をまとめたいと思います。
長所
長所は日本に帰らないことで、飛行機に乗る回数が減り、航空機代の費用が浮くということです。
アメリカの東海岸からの場合は最低でも往復で15万円ほどかかるので、決して小さな額ではありません。
アメリカやヨーロッパの場合は時差も大きくフライト時間も長いため、一回日本に帰ってしまうともう一度行くのが気持ち的に面倒になってしまうかもしれません。
よって帰国しない選択の長所は金銭的、そして距離的な要因が挙げられます。
また、もちろんお金はかかってしまいますが旅行をしたい場合は冬休みを使うのがベストだと思います。
特にヨーロッパの場合は国の面積が小さくパスポートがいらないことも多いので、簡単にたくさんの国に行けますよね。
現にヨーロッパに留学している友人の多くは帰国せず、旅行を楽しんでいる傾向にあります。
ただしアメリカの場合は、都市によって治安が悪かったり、車がないと移動できなかったり、そして何よりもホテルやレストランが非常に高いため、なかなか大学生には旅行がしづらい環境ですのでご注意ください。

留学しつつ旅行も楽しみたい場合は、あまりアメリカはおすすめではないかもしれません。アメリカの大学生はあまり旅行をしないことが多いです。

短所
短所はとにかく暇だということです。
正直、大したことはしていません。
毎日歩いて、ご飯を作って、ニュースを見て、ブログを書いて寝るの繰り返しなので、本当につまらないと思う人も多いと思います。
その場合は、無理に滞在する必要はないと思うので、早めに航空券をとって日本に帰ることをお勧めします。
そして、私は2004年生まれなのですが、今年の冬(まさに昨日)、日本で成人式が行われました。
留学をする学生にとって、成人式のために帰国するか否かは非常に大きな問題になっているので、また次のブログで詳しくまとめたいと思いますが、一生に一度なので、行きたいと思うなら、行ったほうが良いと思います。
ちなみに私のように冬休みにアメリカにいると当然出席できないので、同級生が楽しそうにしている姿をSNSで見ることになります。
以上がアメリカの大学の冬休みとその過ごし方、そして長所短所についてでした。物価が高すぎてお金のことを考えずに入られないので、正直予想していた以上に寮や大学にいることが多く、暇なのが現状です。
冬に帰国したい場合は、行きの航空券を片道で取るのではなく、行きと帰りを往復で買うことで、直行便であっても非常に安くなります。

国際線の場合は片道の航空券は本当に高いので注意してください。
本日も最後まで、ありがとうございました。

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